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研修の2年間とその後

海外留学中の先輩医師 【青沼 達也】

私は2017年4月からアメリカのオーガスタ大学にポスドク研究員として留学しています。学生の時から何となく興味がありましたが、大学院での海外学会参加などを経て、本格的に留学を目指すようになりました。上司の先生方に協力して頂き、最終的に現在のラボのPIとSkype面接、学会での面談を経て決定しました。環境や言語の違いはありますが、ボスと協議しながら必要な実験を進めていく点は大学院での研究生活と大きな変わりはありません。ラボは日本の方が綺麗なくらいです。

現在留学して3ヶ月、いくつかの研究テーマを並行して仕事も充実してきました。それでも、オフはゴルフや、ジム通い、旅行など日本とは随分違うライフスタイルを楽しんでいます。新しい環境での生活は苦労もありますが、必ず人生(プライベートや、もちろん家族との生活も含めて)の財産になると思います。「I’m so happy to be here!」です。

留学に興味ある方いらしたら、いつでも相談に乗ります!


青沼 達也 右側

出産・育児をしながら仕事ができる 【高橋 佳恵】

初めまして。私は今年卒後9年目を迎え、2人育児の慌ただしい毎日に追われながら、神経内科医として勤務をさせていただいています。医学生の時は「出産後も仕事を続けたい」と漠然と考えていましたが、いざ自分が出産・育児を経験すると、仕事復帰のタイミングや勤務形態、子供の突然の発熱にどう対処するか、という現実的な悩みに直面するようになりました。

私の場合は育児休暇を合計2年間いただいており、仕事復帰には非常に勇気が要りましたが、教授は「最初は午前中だけでもいいから戻っておいで」と言ってくださり、非常に嬉しかったことを覚えています。また、医局長や神経内科の先生方のご配慮のおかげで、夜間休日や子供が体調不良の際にもお休みをいただくことができ、より多くの時間を子供と一緒に過ごすことができています。

仕事と育児の両立は大変な面がたくさんありますが、第一内科では間違いなくそれが可能です。

皆さんも一緒に第一内科で頑張りましょう!


高橋 佳恵 左側

関連研修病院での充実の日々 【豊嶋 更紗】

初めまして、名寄市立総合病院 循環器内科 PGY5の豊嶋 更紗です。名寄市立総合病院は名寄から北の北北海道全域の高度救急医療から地域医療までを担う基幹病院です。
循環器内科は7名体制で、そのうちPGY3-5の若手医師が4名と、名寄市立総合病院の中でもactivityの高い診療科です。

PCIやカテーテルアブレーションなどのカテーテル治療の件数も多く、1内の中でもたくさんの症例と手技を経験できる施設で、切磋琢磨する毎日です。
当院での経験を生かし、今後は循環器救急から心不全慢性期の管理を含む、1内らしいgeneralな循環器内科医を目指します!

循環器内科医を志す研修医・学生のみなさん、私たちと一緒に1内で働きませんか?


豊嶋 更紗

国立循環器病研究センターへの国内留学を通じて 【伊達 歩】

私は、平成17年卒 循環器内科の伊達といいます。
もともと急性期の循環器医療にあこがれて、第一内科に入局しました。
臨床経験を重ねるうちに、急性期の治療はうまくいったはずなのに、「倦怠感」「労作時息切れ」などがとれない心不全患者さんや、若く肉体労働をしていた急性心筋梗塞患者さんに、「どの程度、自分は動いていいのか?」ときかれてもうまく答えられない自分がいました。患者さんが急性期の治療を乗り越えたあと、その後の人生をどれだけ快適に過ごせるのかを考えたとき、その答えとなるのが「心臓リハビリテーション(心リハ)」であると気づきました。

当時、心リハを導入するにあたり、私の周りには指導してくれる方がおりませんでした。そこで、もう少し深く勉強したい、どうせ勉強するなら日本で一番の施設で勉強したいと思っていたとき、国立循環器病研究センターで心臓リハビリテーション部門の専門修練医枠を募集していると知り、迷わず応募しました。


講演者 伊達 歩
実際に行ってみると、国循は日本一の施設であるという自負と責任をもって働く医師やスタッフであふれていました。2年間という短い期間でしたが、非常に刺激的であっという間に過ぎていきました。外部に出力するという役割を担った施設であることから、国内・国外問わず学会発表の機会を多く与えていただき、心リハの臨床経験も積ませていただきました。
国内留学をするにあたり重要なことは、「短期間で自分が何を得て帰ってきたいか」を明確にしているかどうかだと思います。臨床を続けていて疑問に思ったり、興味を持てる分野が見つかったりした時には、迷わず外に飛び出すことで、いろいろな人との出会いがあり、本当に世界が広がるので、できるだけ多くの方に経験していただきたいです。