循環器・腎臓内科学分野
北 俊太郎医師
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入局をきめるまで
もともと「全身を診ることができる医師」になりたいと思っていましたが、腎臓は全身の臓器と深い関わりがあり、様々な分野と関連があるところや、病歴・身体診察・検査所見などから鑑別疾患を立てて臨床診断をつけ、場合によっては腎生検を実施することで組織細胞レベルで病態を把握し、適切な治療に結びつけるという、「内科らしい診断・治療」を行うところに興味を持ちました。他にも、透析管理を勉強することで、「どこにいても求められる存在」になりたいと思い、腎臓内科を選びました。
医局には腎臓内科の他に、循環器内科・呼吸器内科・神経内科があり、距離が近く専門科の垣根を越えていつでも相談しやすい空気感があります。優しい先生方が多く雰囲気も穏やかで、日常業務も比較的ゆとりがあるので、時間と心に余裕を持って働くことができ、内科専門医取得のためのレポート作成などもコツコツと進めていくことができています。病棟や透析室のコメディカルの方々も非常に優しく、良い環境で勤務することができています。
現在医師5年目となり、病棟での診療や、出張で市内病院の透析管理や当直をしており、充実した毎日を送っています。これからの長い医師人生、自分の興味のある分野を選ぶのが一番だと思っています。まだ興味のある分野がはっきりしていない方でも、腎臓内科は領域が多岐に渡っているので何かしら興味を持てる部分があるかもしれません。皆さんと一緒に活躍できる日を楽しみにしています。
学生時代は、免疫学や薬の作用機序を学ぶのが面白く、また手技にも興味があったため、4年生頃までは膠原病内科と麻酔科の間で進路を迷っていました。そんな中、5年生の1月に旧第一内科の実習説明会があり、あまり深く考えずに参加したところ、中川直樹教授に自分の興味についてお話しする機会がありました。その際に「腎臓内科なら全部できるよ」と声をかけていただいたことが、進路を決めるきっかけになりました。当時は透析の「と」の字も知らなかった私ですが、先生方の穏やかで温かい雰囲気にも背中を押され、腎臓内科を志すことに決めました。ネフローゼや腎炎など膠原病領域の疾患を経験する機会も多く、治療薬の作用機序についても深く学べます。また、バスキュラーアクセスの作製やカテーテル留置といった手技も経験できており、学生時代に思い描いていた希望がしっかり叶っていると感じています。
中川教授をはじめ、腎臓内科・旧第一内科の先生方は皆さん本当に優しく、診療で困ったときにも気軽に相談できる雰囲気があります。日々たくさん助けていただいています。また、女性医師としてのライフステージに合わせた働き方についても親身に相談に乗っていただけるので、今後の見通しも立てやすく、安心して働ける環境だと感じています。病棟・外来・透析室など、腎臓内科が関わる現場のスタッフの皆さんもとても温かく、常に患者さんに寄り添ったケアをしてくださっています。
私は現在、卒後8年目の医師として勤務しています。学生時代は今の自分の姿をまったく想像できませんでしたが、目の前の選択を一つずつ、周囲に支えられながら積み重ねてきた結果、旧第一内科に所属し、仕事もプライベートもとても充実した日々を送れています。私は臨床中心に働いていますが、研究や論文執筆に力を入れている先生方もたくさんおり、さまざまな働き方ができるのも旧第一内科の魅力だと思います。以前から志望科が決まっている方も、まだまだ迷っている方も、ぜひ一度旧第一内科の雰囲気を感じに来てみてください。きっと後悔はしないですし、私たちと一緒に働くことを決めてくださったら、必ず「選んでよかった」と思える瞬間が訪れるはずです。皆さんの勇気ある一歩を、心よりお待ちしています。
お恥ずかしながら、学生時代の私は循環器内科という学問に強い関心を持っていたわけではありませんでした。ただ、尊敬する先輩が循環器内科に所属されており、その背中を追うようなかたちで入局を決めました。実際にこの分野で働くなかで、一人の患者様を長期的に診ることができる一方、命に関わる急性期対応も求められるなど、幅広いスキルと知識が必要とされる非常に奥深く、魅力的な領域であることを日々実感しています。
循環器内科の日常は非常に緩急があり、そのような環境の中で頼りになる先輩や後輩とともに充実した毎日を過ごしています。患者様の急変対応や緊急カテーテルなど時間外の業務に集中することもあれば、自分の時間をしっかり確保しプライベートを大切にすることもあります。また、他科の医師や多職種のスタッフと連携する機会が多いことも、この科の大きな特徴の一つだと感じています。
循環器内科は、地域や病院を問わずどこでも必要とされる重要な診療科です。急性期から慢性期まで幅広く関わり、患者様の命に直結するやりがいがあります。社会的意義の高いこの分野で、確かな技術と知識を身につけ、どこでも頼りにされる医師を一緒に目指しましょう。
よくある質問
はい、いつでも受け入れています。当科の雰囲気を実際に感じていただくことが大切だと考えていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。皆さまの見学を心よりお待ちしております。
当講座には多くの女性医師が在籍しており、さまざまな分野で活躍しています。現在、講座全体では女性医師の割合は約3〜4割で、ライフイベント(結婚・出産・育児など)とキャリアの両立ができるよう、柔軟な働き方を支援しています。
研修プランは個別に希望を伺いながら調整しています。他施設への派遣研修も取り入れており、幅広い経験を積むことが可能です。
はい、可能です。一般内科中心の研修も選択でき、キャリア設計に応じて柔軟に対応します。お気軽にご相談ください。
診療科によって異なりますが、午前中はカンファレンスや病棟回診・業務、午後は検査や処置が中心です。もちろん緊急対応もありますが、チームで協力しながら対応しています。
病棟業務(診察、記録、指示)、検査介助、簡単な処置、カンファレンス参加など多岐にわたります。経験や習熟度に応じて業務の幅が広がっていきます。
はい、取得できます。診療科ごとに調整していますが、月に1回以上は完全な週末(土日)休を確保できるよう配慮しています。
腎臓内科・呼吸器内科・脳神経内科は、内科当直を共同で分担しており、月1回程度です。各診療科内のオンコール当番は月3〜4回程度です。循環器内科は心臓外科とハートチームとして連携し、月2〜3回の当直を担当しています。
はい、取得可能です。夏季休暇は5日以上を基本とし、土日を含めて最長で7〜9日の休暇を取得していただいています。年末年始やGWなども診療体制に応じて調整します。
専門医取得を目指す臨床医だけでなく、研究者や教育者としての道も開かれています。当科では、臨床・研究・教育の3本柱を重視しており、多様なキャリア形成が可能です。
認定内科専門医の取得を積極的に支援しており、当科や関連施設はそのための研修体制が整っています。指導医によるサポートも充実しています。
多くの医師は関連病院で専門性を高めつつ勤務を継続していますが、大学院進学、研究、海外留学など、個々の希望に応じた多様な進路が選択可能です。進路決定は各診療科長、医局長や教授と相談のうえ、丁寧に支援しています。
通常は後期研修後に大学院へ進学し、最短4年で取得可能です。後期研修と大学院を並行して進めることも可能です。
外勤先からの給与を中心に、生活に十分な収入が得られます。研究に専念できるよう、病棟業務から離れた環境で学位取得を目指します。
はい、国内外の学会への参加を推奨しており、旅費等の一部を講座から補助しています。積極的な学会発表を歓迎しています。
はい、症例報告だけではなく臨床研究などの論文執筆にも取り組んでいただけます。テーマは指導医と相談のうえ決定し、和文・英文いずれも対応可能です。大学院では学位取得に向けた研究指導も行っています。
和やかで協力的な雰囲気です。若手からベテランまで活発に意見交換が行われ、お互いを尊重しながら日々の業務に取り組んでいます。
はい、勉強会や懇親会などを通じて、研修医同士のつながりを深める場を設けています。相談しやすい環境が整っており、仲間との交流は大きな支えになります。
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