循環器内科
腎臓内科
ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎のほか、ファブリー病、IgG4関連疾患などの難病の治療を得意としています。
腎炎の確定診断をするための経皮的腎生検は年間約50件施行し、難治性ネフローゼ症候群や顕微鏡的多発血管炎に対しては、ガイドラインに則した治療を行い、良好な治療成績を得ています。慢性糸球体腎炎の代表であるIgA腎症に対しては、口蓋扁桃摘出術と副腎皮質ホルモンによる治療を行い、完全治癒を目指しています。
2019年9月より当院でも生体腎移植が実施されるようになり、腎移植チームのメンバーとしてドナー・レシピエントの術前・術後の管理に参画しております。
研修医教育については、「総合力のある腎臓専門医」「専門性を持った総合内科医」の育成を目指し、患者さんの検査や診断、治療を行うとともに、教室主導の臨床研究や、厚生労働省の難治性腎障害に関する調査研究や腎疾患政策研究事業などに積極的に参加しています。
【主な病気】
呼吸器内科
研究スタッフ
肺がん、肺炎、気管支喘息、肺気腫、気管支炎、肺線維症などの頻度の高い呼吸器疾患と、アスベスト関連肺疾患、肺高血圧症、睡眠時無呼吸症候群などの比較的少ない呼吸器疾患の診断、治療を行っています。
特に肺がんの治療では、レーザー治療装置とがんに集まる薬剤を組み合わせたフォトダイナミック治療を20年以上続けています。頻度の高い呼吸器疾患の治療では、全国的な治療研究グループに所属して、たえず新しい治療を取り入れるように努力しています。
肺がんの治療例は年間約100例、気管支鏡検査件数は年間約300例です。その他に、先進的治療に関連した特許を4件取得しています。
脳神経内科
脳卒中やパーキンソン病などの神経変性疾患、認知症、髄膜炎などの炎症性疾患、てんかん、頭痛などの脳神経や筋に関連した疾患の診療を行っております。
脳卒中などの急性期疾患から頭痛などの頻度の多い慢性疾患まで扱う疾患の範囲は幅広く、また、救急診療や他科からの相談に対応することも多く、神経疾患の診療水準の向上に日々努めております。
学会発表や論文作成を通じて新しい知見を発信し、神経学の発展に貢献できるよう努力しております。
例年多くの初期研修医が脳神経内科で研修しており、神経診察や画像所見の読み方、腰椎穿刺、救急疾患の初期対応などが習得できるよう指導に力を入れています。神経疾患の診療を専攻する後期研修医には、専門的診療の習得とともに、神経学会専門医の取得や論文発表も目標に、後進の育成を図っています。
【主な病気】