第281回 北海道地方会が開催されました。

平成29年11月18日(土)、旭川グランドホテルにて第281回北海道地方会が開催されました。

今回の会長は長谷部直幸教授で旭川での開催となり、多くの同門の先生もご参加されていました。

後期研修医の発表では鈴木彩菜先生が優秀若手奨励賞を獲得し表彰されました。一般演題では太田久宣先生、山内敦司先生、澤田潤先生、浅野目明日香先生、細口翔平先生、徳野翔太先生と多くの同門の先生が発表され、また内科臨床学習セミナーでは蓑島暁帆先生が「診断・治療に苦慮した症例」について講演し、非常に多くの活発な意見交換がなされました。

・「活性型ビタミンD3外用剤による高Ca血症により腎機能増悪を来した1例」
  旭川医科大学 内科学講座 循環・呼吸・神経病態内科学分野 鈴木彩菜

・「てんかん発作に伴い虚血性の心電図変化を認めた1例」
  名寄市立総合病院 循環器内科 徳野翔太

・「水腎症が原因と考えられる治療抵抗性高血圧の2例」
  旭川厚生病院 循環器科 山内敦司

・「心筋梗塞を合併した一酸化炭素中毒の症例検討」
  旭川医科大学 内科学講座 循環・呼吸・神経病態内科学分野 細口翔平

・「心嚢穿刺が診断に有用だった原発性体腔液リンパ腫類似リンパ腫の1例」
  函館渡辺病院 循環器内科 太田久宣

・「全身性エリテマトーデスの経過中に小脳と脳幹に病変を呈した進行性多巣性白質脳症の1例」
  旭川医科大学 内科学講座 循環呼吸神経病態内科学 澤田 潤

・「発症早期に高圧酸素療法を施行し経過良好であった一酸化炭素中毒の1例」
  旭川リハビリテーション病院 内科 浅野目明日香

AHA Scientific Sessions 2017(米国心臓協会学術集会)のご報告。

2017年11月11日~15日、米国アナハイムにてAHA Scientific Sessions 2017(米国心臓協会学術集会)が開催され、教室からは長谷部直幸教授、竹内利治先生、青沼達也先生、小林祐也先生らが参加しました。

今回は新しい高血圧のガイドラインが発表され、高血圧の診断基準が130/80mmHgというスライドが出た際には会場は大きなどよめきがあがりました。

教授ご夫妻に加え、岡田先生、青沼先生、堀越先生それぞれのファミリーと会食をしたり、ロサンゼルス市内の観光など非常に楽しい時間を過ごすことができ、学会初参加の小林先生も貴重な体験が得られ充実した1週間でした。

Tatsuya Aonuma, Ahmed S Bayoumi, Il-man Kim. Microrna-125b-5p Protects The Heart From Acute Myocardial Infarction By Repressing Pro-apoptotic Bak1 And Klf13 In Cardiomyocytes.

Toshiharu Takeuchi, Yuya Kitani, Akiho Minoshima, Naoyuki Hasebe. Ischemic Post-conditioning Enhances Induuction of Cardioprotective Heat Shock Protein 72 in Patients With Acute Myocardial Infarction.

 

CIK -地域医療を語る会- を開催しました。 2017年10月27日

CIKを開催しました。

CIK(地域医療を語る会)は当教室の地域医療再生フロンティア研究室の学生向けのゼミと位置づけられている会で、本学の学生さんなら誰でも参加できます。

今回のゲストは研修医の佐久間先生(PGY2)と、鷲見先生(PGY2)でした。

ふたりとも、今までの失敗談を含めた研修医生活について赤裸々に語ってくれました。

また地域研修中に困った、循環器内科まで陸路搬送数時間の急性心筋梗塞、などの話はまさにCIKにふさわしい地域医療の問題点で、懇親会での議論のテーマにもなりました。

今後もテーマを作って開催していきますので、興味ある学生さんいれば、是非参加してください。

地域医療再生フロンティアーズシンポジウムを開催しました。 2017年10月7日

10月7日(土)地域医療再生フロンティアーズワークショップを開催しました。

超高齢化と少子化から人口激減時代に突入している北海道の地方自治体をどう守るかーというテーマのシンポジウムでしたが、学生や、遠方の留萌や南宗谷地方の方を含めた70名の方にご参加いただき、開催することができました。

人口の推移と医療圏のありかたを考え直し、さらに実際の保健活動や幸福度を指標に地域医療を捉え直しました。

そして、コミュニティ再生の為に必要なことを再確認した上で具体的にどうするか?の議論へと進めました。

地域医療再生には住民の、医療者の、行政の、「覚悟」をどう育てていくのかがポイントのようです。

色々な方からお話を伺うことができて、大変勉強になりましたし、今後もこのような会を企画していけたらと思っております。